全身を壊す人類最大の敵
老化の原因としては有名な「酸化」。皮をむいたリンゴの表面が茶色く変色するのと同じように、酸素によって細胞が錆びたような状態になってしまう現象です。
そしてもう一つ老化の原因となる現象があります。タンパク質がブドウ糖と結びついて劣化する「糖化」という反応で、焦げたような状態です。この反応で生み出されるのがAGE(Advanced Glycation End Products)であり、「終末糖化産物」と訳されています。
このAGEは、いちど生成されるとなかなか体外へ排出されない厄介な物質で、しかも、身体の様々な組織を壊して老化の原因になる非常にたちの悪い物質なのです。とくに腎臓、筋肉、コラーゲンに大きな外を与え高血圧や心筋梗塞、脳卒中、骨粗鬆症、アルツハイマー、がんなどの重大な疾患とも関わりがあり、皮膚のシワやシミといった老化現象まで、とにかく様々な悪影響を与えているのです。
AGEを貯めないためには、糖質の摂り過ぎを避け、余分な糖質をなくすことが何より大事です。また、AGEを含む食品を食べることでも蓄積されていきますので注意が必要です。
酸素もブドウ糖も生命を維持するために絶対に必要なものですが、日々の食事内容が老化現象の原因にもなっているのです。
【AGE対策に欠かせない、6つの生活習慣】
山岸昌一先生は、AGE対策に以下の生活習慣を挙げています。
【AGE対策に欠かせない、6つの生活習慣】は以下のとおりです。
1.食後の血糖値を上げ過ぎないこと
2.食事はまず、食物繊維から食べること
3.調味料に酢を使うこと
4.低GI値のものを選ぶこと
5.糖化した食品(揚げ物、清涼飲料水、甘いものなど)を控えること
6.階段を使う、背筋を伸ばすなど日常の中で少しでも体に負荷をかけることhttps://erecipe.woman.excite.co.jp/article/Mylohas_201907_194299maitake/?page=2
AGEを体内から排出する食材とは?
「健康寿命を延ばすためには、AGEを吸着して、体内に取り込まない、排出することが重要です。『炭』はその効果が認められたひとつですが、日ごろから食べるとなるとなかなか難しい。私の研究室で、さまざまな食材でその効果を実験していますが、実はまいたけにAGEを取り除く効果が期待できます」
まいたけは食物繊維が豊富で、食後の血糖値上昇を抑制する効果があります。
https://erecipe.woman.excite.co.jp/article/Mylohas_201907_194299maitake/?page=2
日頃から、糖質を必要以上に取り込まないようにするとともに「まいたけ」でAGEを体外に排出することを心がけたいですね!
<参考サイト>
AGEの多い食品・少ない食品リスト
http://www.age-sokutei.jp/food/